Casa BRUTUS 12月号にShipibo(シピボ)族の泥染め布が掲載されました

casa brutus カーサブルータス 12月号 ラグ、リネン、テキスタイル

スタイリストの中田由美さんにセレクト&スタイリング頂き、ROUND ROBINの店頭と一部オンラインでも販売をしているシピボ族の泥染めの布を掲載して頂きました。

私たちがシピボ族の手仕事に一目惚れして以来、恐らく日本で1番彼ら(シピボの人々)のことを理解し、シピボ族の泥染めの普及に長年ご尽力されてきたアヤさんのご協力を得て、ROUND ROBINでもクオリティの高いシピボのテキスタイルをご紹介できるようになりました。

テレビなどで不本意な紹介をされたりと複雑な思いもありますが、シピボ族の泥染めの布は、実物をご覧頂けば瑣末な心配を軽く吹き飛ばす、美しくも力強い独特の文様と素晴らしい手仕事に魅せられること間違いなしのペルーアマゾン奥地で作り続けられている伝統の染物です。

Casa BRUTUS 12月号では「dosa」のデザイナー、クリスティーナ・キムもお気に入りの布ということで紹介されていました。

シピボ族の布は、online storeでは只今ほとんど売り切れ状態となってしまっておりますが、まだアップできていない大判布や額装にお勧めのミニサイズの布地や小物なども店頭でご紹介しておりますので、ぜひ日曜日のショップオープン日に遊びにいらして頂けましたら幸いです。

ROUND ROBIN茅場町ショップの営業日はこちらのカレンダーでご確認頂けます。

平日は不在がちのため、ほとんど開けておりませんが、
ご希望がございましたらご調整させて頂きますのでご相談ください。
何卒よろしくお願いいたします。

 


フリーハンドで描く、ペルー・アマゾン奥地の伝統工芸、シピボ族(shipibo)の泥染め

shipibo シピボ族の泥染め01

南米ペルーというと、日本では世界遺産のマチュピチュ遺跡が有名ですが、実はペルーの国土の60%以上がアマゾン地帯に属しています。アマゾン河流域にはペルー全体で約30万人、60部族もの先住民が暮らしています。シピボ族(shipibo)はそのうちの一部族で、各流域にいくつもの集落を作って暮らしており、その中でも工芸品として泥染めの布を作り続けていることで知られるのが、サンフランシスコ村のシピボ族の女性たちです。

「アマゾンの泥染め」は、ペルーアマゾンの先住民族による伝統工芸で、今も細々と受け継がれている希少価値の高い染め物です。シピボ族の泥染めは、木の皮の樹皮を煮出した染料に含まれるタンニンと、森の奥地から採取する特別な泥に含まれる鉄分が結合して、フリーハンドで描かれる幾何学模様のデザイン部分のみを黒く酸化発色させて作られています。

shipibo シピボ族の泥染め01

シピボ族の泥染めは、ベースが茶系のものと白系のものに大別されますが、木の皮の樹皮を煮出した茶色の染料で布全体を染めた後に泥でデザインを描く下地が茶系のものと、木の皮の樹皮を煮出した染料でデザインを描いた上から全面に泥を塗りつけ、最後に泥を洗い落とすモノトーンの白系と、実はこの2種類は全く異なる工程を経て作られいます。

泥染めはアマゾン地域の他にアフリカや日本の奄美大島などでも行われていますが、シピボ族の泥染めはタンニンと泥の鉄分の酸化反応が強く、幾何学模様をを描き込む最中から黒色に反応していくようです。その柄は素朴でプリミティブですが、現代のグラフィックデザインようにも見え、野趣と緻密さ、グラフティのような強いインパクトとちょっとトボけた柔らかい表情、相反するイメージが同居する、不思議な趣きのあるものになっています。

shipibo シピボ族の泥染め03
*ウコンで一部着色したものや白系でも茶系でもない珍しい紫グレーのような微妙な色合いのもの

一口にシピボ族の泥染めといっても、作る方によって柄や染の良し悪し、丁寧さに違いがあるようで、ROUND ROBIN では、長くペルーに在住し、リマでシピボ族の暮らしや文化を紹介する「アマゾン屋」を運営し、シピボ族の方々とも家族ぐるみのお付き合いのある、AYAさんにご協力いただき、シピボ族の泥染めのなかでも非常にクオリティの高いものを選ばせていただいています。

AYAさんは実際にシピボ族の方々とやり取りを重ねながら、あらたな生地や染を試し、さらに泥染めを現代生活に取り入れやすいようにと、様々なサイズや用途、加工などを取り入れて、シピボ族の文化や歴史を守ろうという活動をされています。

ROUND ROBIN では、そんなAYAさんの思いも大切にしながら、現代のインテリアやライフスタイルに加える新たなスパイスとして、シピボ族の泥染めをみなさまにご紹介していきたいと思っています。

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